【丸山塾通信】2025年6・7月号

【丸山塾通信】2025年6・7月号

 6月半ばから完全に真夏の気候で、さすがに皆さんバテてしまいそうですよね。昔に比べ、夏が一層長く、厳しいものになってきています。こういう時こそ、生活リズムを規則正しくして、食事、睡眠、水分補給をしっかりし乗り切っていきたいものです。前期中間あるいは一学期末のテストが終わったところですが、十分力を発揮できたケース、少し向上の手がかりが見えてきたケース、思うように結果が出せなかったケースがあると思います。

満足のいく結果がなかなかでない場合、どうしたらよいでしょうか。

 テストも、テスト対策の勉強も、ある意味で戦いであり、勝負です。学力面で不安のある場合は、基本的に不利な状況で試合に臨むようなことになります。強い相手に対して、一方的な大敗をしないような戦い方、接戦に持ち込めるような戦術をさぐらなければなりません。そのための方策です。(一部以前の通信の繰り返しになります)

①戦う気持ちを持つ

「精神論かよ」と思うかもしれませんが、戦う前からあきらめていたら話になりません。少しずつでもポイントを取ってやる、という気構え、スポーツでも勉強でも不可欠なものです。
「もう少し頭がよかったらなあ」などのないものねだりはせず、持てる力で何とかくらいつくためには、強い気持ちが必要です。

⓶試験では何を聞かれているかを把握することに神経を集中する

学力、知識が豊富な人でも、聞かれたことに適切に答えることができなければ得点できません。問題で問われていること、解答の形式の指定などをしっかり把握することがテストに臨む際の大前提となります。そこでつまづくケースは結構多いので、くれぐれも注意してください。
スタート慎重に、勢いにまかせたスタートダッシュは大コケにつながります。

⓷戦える相手を選んで挑む

学力が十分でない人がいきなり強敵(難問)を倒したり多数の敵を圧倒(大量の問題を短時間で正解)したりはできません。
テストでは全問手をつける必要はないのです。解答用紙に空欄があることは全く恥じる必要はありません。
テスト対策の勉強にしても、試験範囲のすべてをカバーする必要はありません。得点できそうな分野に集中して、確実な理解をもって勝負に臨んでください。
英単語や漢字などの暗記事項も、全部覚えるのが無理な場合は数を絞って、「これだけは絶対」というものを習得してテストを受けるようにしましょう。
とにかく戦線をムダに広げないことです。

④小さな勝利、小さな前進を積み重ねていく

戦う相手を適切に絞り込むことができたら、全体の得点は高くなくとも、限られた局面では高い正解率を上げることができるはずです。
たとえば、計算問題はほとんど正解だった、などです。そういう、意図を持った戦い方による、計画通りの小さな勝利を自信にしていくことです。
いきなり80点、90点を取ろうと思うのではなく、「こういう問題は取ろう」と対策して「そういう問題はできた」という結果につなげること、その繰り返しで自信と学力を積み重ねていくことが重要です。これらは力関係で劣るものが優位な者と戦う際の鉄則です。高い学力を持っている人には関係なさそうに思えるでしょう。
でも高い学力の人は難関校を受験することになる可能性が高く、場合によっては弱者の戦略を取る必要が出てくることも考えられます。難関突破を目指す時の考え方として、参考にしてください。

夏期講習のお知らせ:詳細はこちら(ご不明な点はお問い合わせください)
受講料 (8月分のお月謝が含まれています)
中1:55,000円
中2:75,000円 
中3:95,000円

講習前に面談を行えれば夏の学習予定を具体的に相談できます。
ご都合をお知らせいただければ、面談の日時を決めてご連絡します。